日本には、年間を通して伝統や文化に根付いた行事や習慣が多く存在します。中には、他の行事と比較すると、人々の関心が薄まりつつある行事も少なくありません。「未来定番研究所」では、そうした伝統行事を未来に繋いでいくためにも、各界で活躍している方々にお話を伺いながら、新しい行事や習慣の在り方を探っていこうと思います。 第7回目にお招きしたのは、声が心身に与える影響を心理学の面から研究している山﨑広子(やまざき・ひろこ)さんです。秋の風物詩「虫聞き」について、文化背景や健康影響、そして未来のアイデアまで幅広く伺いました。 (イラスト:クボタノブエ) 秋になると、コオロギやスズムシなどの虫の声がどこからともなく聞こえてきますよね。虫の声を聞くという習慣は、実は日本だけのものではありません。例えば、中国では日本同様に虫かごに入れて飼う習慣がありましたし、虫聞きのコンテストも開催されていたようです。また、
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