「東京ガールズコレクション」公式サイトより この春開催された二つのガールズコレクション。人気モデルが出演し、人気のブランドの新作をチェックできるという同じコンセプトのもと始まった、赤文字系筆頭の東京ガールズコレクション(以下、TGC)と、青文字系・ストリート系の原宿スタイルコレクション。現在のガールズカルチャーの中で対照的な関係にあるこの二つのコレクションのそれぞれの意味と、ガールズカルチャーを取り巻く現在の状況とは? 第一線から見つめ続けている米原康正氏に聞いた。 ■ガールズカルチャーを”メガメジャー”化した見本 ――TGCは今回で10回目の開催と、区切りの良い時期ですが初回から見てきて変化はありますか? 米原康正(以下、米原) 当初のTGCは、その時の旬のブランドを旬のモデルで見せましょうっていう、良いコンセプトで始まったんだ。当時は、ハーフモデル系がメインでウケてて、ブランドは109