日本を代表する美大のひとつ、武蔵野美術大学。ここに2019年4月、新たな学部と大学院として造形構想学部と造形構想研究科が誕生する。既存のデザイン教育とは一線を画すカリキュラムを有するこの試みは、何を目的としているのか? ビジネスにおけるアート・デザインの重要性を説くコンサルタント・山口周と、同学部の教授に着任する“理解のデザイナー”であるインフォメーションアーキテクト・長谷川敦士がその意義を語り尽くす。 聞き手・構成=藤生新 ポートレート撮影=菅野恒平 なぜムサビは新学部をつくるのか?――2019年度より武蔵野美術大学に造形構想学部・大学院造形構想研究科が新設されることになりました。まずは長谷川先生に、新設される学部・研究科はどういったところなのか、その概要を聞きたいと思います。 長谷川敦士 これまで武蔵野美術大学(以下、ムサビ)は造形学部というひとつの学部に11の学科を設置して、そのなか
![美大教育に革命を。 山口周と長谷川敦士が語るムサビ新学部の可能性|MAGAZINE | 美術手帖](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e076ac59cca9c1cebc78029433add3cb869b9368/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbt.imgix.net%2Fmagazine%2F18613%2Frichtemplate%2Ftop%2Fpc%2F1539254714438_62df10f1eda9e3f67b1f87add671875c.jpg%3Fauto%3Dformat%26fm%3Djpg%26w%3D1920%26h%3D900%26fit%3Dmax%26v%3D84)