「私、語彙力がないから」 「文章を書くのが苦手です」 よく言われます。 語彙力は、確かにあるに越したことはない。たくさんの言葉を知っていれば、それだけ思考は広がるだろう。 だけど、大切なことは「どれだけたくさんの言葉を知っているか」ではない。 どれだけたくさんの「人の気持ち」を知っているかだ、と思う。 「自分とは違う他人」の価値観をどれだけ知っているか 文章には読み手がいる。自分用のメモなら、読み手は「未来の自分」だが、 それ以外の文章には必ず読者がいる。 その読者にどれだけ思いを馳せられるか。 どんなことに悩み、どんなことに困っていて、何ができなくて、何に迷っているのか。 どうなりたくて、何が欲しくて、何が足りないと思っていて、どんな生活をしたいのか。 「自分と同じ」ではない、「他人の人生」にどれだけリアルに想像を馳せられるか。それが、書き手に求められることではないか、と思う。 情報発信
![文章を書くのに必要なのは、語彙力よりも「他人への想像力」だ。|さわらぎ寛子/コピーライター・著者](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a2453ce2cb01b1944619e17fc8e1b64ca5d7cbef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F27834811%2Frectangle_large_type_2_3f1da83624005fd05c2c6156ff789ba7.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)