駐車場の車は数時間で雪の塊に変わり、自宅から外に出るのもひと苦労-。1月上旬、記録的な大雪に見舞われた福井県。北陸自動車道での立ち往生などが全国的なニュースになったが、学校が休校するなど住民らの生活にもかなりの支障が出た。福井市を拠点に取材をしている私(記者)は雪が降ること自体珍しかった千葉県出身。慣れない雪かきは重労働で、車のタイヤが雪にはまる「スタック」も経験した。今回の大雪はまさに「災害」だと実感した。 掘っても掘っても 7日から雪が降り始めた福井市内。この日はまだ降り方が弱く、仕事や生活への影響もなかった。だが、8日になって雪は本格化。弱まる気配はなく、車を動かすのも難しくなり、後々の危険性を考えて、夕方早めに在宅ワークへと切り替えた。 そして9日。昼過ぎに自宅マンションの駐車場を確認すると、車は雪に埋もれ、塊となっていた。一歩踏み出すと、足はひざ下まで埋まる。マンションの出入り口
![今ある社会問題も内包する雪の被害 記者も体験したドカ雪(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f73e56fc05eb73e8582188c946c2815817dfda28/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2F-TuojIxNnEmwvql6v3aGBki7W6g%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2F5Y7BNPS6SZL4JN2AILACGLI4JI.jpg)