ひとくちにエッジコンピューティングと言っても、用途や目的によって実装形態は様々だ。特に、IoT導入が先行する製造業では、役割の異なる2層のエッジを設けた“多段エッジ”が増えてきている。 エッジコンピューティングが注目を集める以前から「フォグコンピューティング」の呼び名でそのコンセプトを提唱してきたシスコシステムズ。同社イノベーションセンター・東京センター長を務める今井俊宏氏は、「なかなか裾野が広がらなかったが、最近ようやく盛り上がってきた」と話す。 潮目が変わったのは、製造業でIoTが実用化され始めたからだ。 IoTのPoCやトライアルはクラウドにデータを収集して行うケースが多いが、「それではデータを取るところまではできても、それを使って生産効率を改善したり、新しいサービスを作り出そうという段階で課題が出てくる」。課題とは、デバイスとクラウド間の通信遅延やコスト、セキュリティなどだ。「エッ
![シスコ事例にみる「エッジコンピューティング」の使い方と実装|BUSINESS NETWORK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/10ed22088e879d639eaccfcf4adc5dd84f9903e8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusinessnetwork.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2FPortals%2F0%2FData%2F2017%2F10%2F13%2Fciscoedge230.jpg)