いじめで失われる命を、「ネット」で救えることがあります。このことをひとりでも多くの方に知ってもらうため、今回はネットといじめについて書かせていただきました。 先日、ある学校での講演後の出来事でした。生徒達が教室に戻り、後片付けをしていたら、ひとりの生徒さんが声をかけてきたのです。おそらくほかの生徒がいなくなるのを待っていたのでしょう。 「実は、学年の全員から……」 あとは涙で言葉が続きませんでした。自分がいじめを受けているという内容。実はこのような相談は珍しくありません。 講演中の質疑は、「ネット以外でもいいよ、何を聞かれても答えるよ」と宣言してからやっているので、講演後に、こっそりいじめの相談を受けることが多いのです。そして毎回、本当に胸がつぶれる気持ちになります。 相談の内容はもちろんですが、それを見ず知らずの他人に打ち明けている生徒の気持ちを思うと、本当に辛くなるのです。 そもそもい
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