小学生の暴力行為1万件超え、過去最高9月16日、文部科学省は問題行動調査結果を公表した。その中で目を引いたのが小学生の暴力行為が1万件を超え、過去最高を記録したことだ。いろいろな意味でこれまでの指導が限界が来ているということだろう。以下、その背景について若干の論考を試みた。今後、時間をかけて考えたいテーマだが、とりあえず、第一稿ということで寄稿する。 今回は、背景要因として「子どもの問題」「保護者の問題」「学校の問題」の3つに絞って記載してみる。 子どもの問題まず考えられるのが子どもの変化。友だちとの遊びの中でコミュニケーションを学ぶ機会が減った。昔は異年齢での遊びの中で社会規範を身につけていた部分も多かった。路地裏や空き地で、ガキ大将中心に、仲良く遊んだり、けんかしたり、仲直りする中で、人間関係のルールを学んでいた。しかし、昨今、子どもの遊びがゲーム機やスマホを使ったものに変わり、仲間と