1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)地球内部ダイナミクス領域(市原 寛技術研究副主任、浜野洋三上席研究員、笠谷貴史技術研究副主幹)および東京大学地震研究所(馬場聖至助教)の研究チームは、海溝付近に置かれた観測装置(海底電位磁力計)を用いて、東日本大震災で発生した津波に伴う磁場の変動を捉ることに成功しました。このデータを解析した結果、東日本大震災で発生した津波が巨大化した原因として注目されていた短周期の津波の発生場所を特定することに成功しました。 この成果は、東日本大震災において津波が巨大化した原因の解明に役立つとともに、今後の大地震における津波予測にも貢献することが期待されます。 なお、本成果は、日本学術振興会の科学研究費補助金新学術領域研究 (研究課題番号:22109510) から援助を受けており、Earth and Planetar