安定した世界が変化し始めた21世紀を生きるスキル 「2011年にアメリカの小学校に入学したこどもたちの65%は、今は存在していない職業に就くだろう」。米デューク大学の研究者、キャシー・デビッドソン氏がNYタイムズのインタビューで語った予測。日本でも“働き方”への興味関心が高まり、これまでとは違う時代が訪れる足音を感じている大人も多い。子育てをしている家庭であれば、こどもの将来のためになる教育を…と、頭を日々悩ませているかもしれない。今回は東京大学大学院情報学環教育部の山内祐平教授に『21世紀型スキル』を視野に入れた、未来を生きるこどもたちの教育について話を伺ってきた。 大人自らが自律して学び続ける姿を見せるべき 「今という時代は、近代化からポストモダンへの過渡期。教育も仕事も、遠くない将来、確実に今までとは違う型へ変わっていきます。この変化を僕はポジティブにとらえたい。新しい何かを生み出せ