大手ネット企業が青少年や女性のネット利用被害を防ぐ対策を急いでいる。ミクシィが同社SNSの利用者の行動を自動監視したり、出会い系犯罪目的とみられる投稿を検知したりする技術を開発し成果を上げている。グリーは青少年にネットの適切な利用を啓発するスマホゲームを開発。LINEも小中学生のコミュニケーショントラブルの実態調査に乗り出した。青少年にもスマホが普及し、ネットいじめや不用意な投稿による炎上、出会い系犯罪などの危険性が高まっていることが背景にある。 ミクシィが開発したのが、同社グループのWebサイト利用者の中から青少年との出会いを求めている可能性が高い人を自動的に検知する技術だ。SNSや掲示板の利用者の行動をシステムで監視し、一定のルールに当てはまる利用者を自動的に抽出する。担当者の目視による確認も組み合わせて該当する利用者を見つけ出し、警告や投稿の削除、アカウントの停止などの措置を執る。青