マイクロソフトの仮想化ソフトである「Virtual PC」が無償で配布されるようになったのは、2006年7月からのこと。それまでは、仮想化ソフトはライセンスの面で少し敷居が高かったが、Virtual PCの無償提供開始により誰でも気軽に試せる存在になった。 このVirtual PCが、仮想ハードディスクの保存先として採用するのが「Virtual Hard Disk(以下VHD)」と呼ばれるファイル形式である。この「VHD」は、ホストOSにとっては単なる1つのファイルのように見えるが、Virtual PCの仮想環境内からはあたかもハードディスクのように見える。さらに、Windows 7では本物のハードディスクのように直接起動することができる。今回は、利用範囲が広がった「Windows 7のVHDファイル」を紹介する。 手軽だがすごい「VHD」ファイル 「VHD」という名前を見ると、新しい動画