2013年3月20日春分の日、例年より早い桜を楽しんでいた暖かい昼過ぎ、韓国で銀行や放送局のコンピュータシステムが大規模な障害に見舞われているとのニュースが駆け巡った。 韓国では、過去に似たような事件が何度か発生している。2009年7月には韓国全土のインターネットを麻痺させ国民生活に大きな影響が出た攻撃が行われた。そのときには企業や社会サービスへの妨害が行われ大きな被害が出た。さらにウイルスに感染することで攻撃に加担させられた一般のパソコンのハードディスクが、時限爆弾型の機能によりデータが破壊され使用不能に陥る事件も併発した。 2011年3月東日本大震災の一週間前にも、2009年と同様な妨害攻撃が再度行われた。しかし、それ自体は、事前に対応していたこともあり大きな影響は受けなかった。ところが、2011年4月に入り、韓国の農協銀行で業者が持ち込んだノートパソコンを媒介として内部に侵入された。
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