ベスト10 トマ・ピケティ『21世紀の資本』要するに「21世紀初頭時点で資本について分かっていること総まとめ」で、素晴らしい仕事 ビジネス、キャリア、資産運用、あらゆることのベースとなるデータが詰まっている。用語の定義→統計資料の分析→結論→提案と終始丁寧に展開していくけれど、各分析から学びがあった。本書の解説書もたくさん出ていてその需要があることも分かるが、当然かいつまむと本書の膨大な知見が抜け落ちるのでもったいなさはある。本書のうまみは r>g だけではない。 何らかの主義主張は「答えがまだ分かっていないから暫定でこの方法をとって検証する」っていう性質があると僕は思っているけど、この本では歴史から多くの「答案」を提示してくれている。大変な良書。 デイビッド A パターソン『コンピュータの構成と設計 第5版』 ベン・ホロウィッツ『HARD THINGS』 竜盛博『エンジニアとして世界の最