ディストピアは必ずしも荒廃した見た目ではなく、エヴリウェアである。 2023W10 (2023-03-06 / 2023-03-12) ディストピア的な世界観の映画がなんとなく好きで、気になったものは(レビューも参考にして)見ている。『リベリオン』『華氏451』『ソイレント・グリーン*1』『イーオン・フラックス』『Vフォー・ヴェンデッタ』とか。ただ、なぜ好きなのか、ということはこれまで言語化できずにいた。 最近、図書館で借りた『文藝 2021年春季号』を読んだ。特集が「夢のディストピア」だったから手に取ったもので、「ディストピア小説の主人公とは誰か 嫌視点の作り方」と題された飛浩隆さんと高山羽根子さんの対談が掲載されている。その中で、高山羽根子さんが以下のように語っている。 ディストピアとは、最終的にはユートピアと表裏一体とはよく言われると思うのですが、そうではなくて、わたしはディストピア
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