2月28日、ご長寿児童マンガ『あさりちゃん』(室山まゆみ/小学館)の100巻が刊行される。同作は、主人公のあさり、姉のタタミ、母のさんご、父の鰯で構成される浜野家を中心に繰り広げられるギャグマンガ。あさりの同級生のいばらちゃん(いじわるなお嬢様)や速井太郎(足が速いあさりのライバル)、犬のうにょなどの脇役キャラを覚えている読者も多いだろう。 1978年7月に雑誌『小学二年生』(小学館)で連載が開始。一時期は『小学二年生』から『小学六年生』までの学年誌と、『コロコロコミック』『ぴょんぴょん』『ちゃお』など、月に6媒体(!)で連載されていたこともある。82年にはアニメ化し、86年には第31回小学館漫画賞を児童部門で、14年には第59回同賞審査員特別賞を受賞。単行本は、累計約2800万部を発行している。 そして、記念すべき100巻目は、なんと35年間という長い歴史に幕を下ろす最終巻。その35年間