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ブックマーク / synodos.livedoor.biz (8)

  • SYNODOS JOURNAL : ネット選挙運動解禁は、「肝心な時期に、政治家に問いただす権利」の拡充 荻上チキ

    2012/5/2815:58 ネット選挙運動解禁は、「肝心な時期に、政治家に問いただす権利」の拡充 荻上チキ ■なにかしらの政治参加をしないと駄目だ、という危機感をもってほしい まず前提として、選挙や政治に参加「しない」ということは、それは要するに「損をしてもしょうがなくなる」ということです。なにかしらの政治参加を一切せず、それでいて自分好みの社会が自動的に実現する。そういうことは、起こりにくいことですから。 でも、政治に対して棄権はするものの、その結果に甘んじることもなく、やれやれとだけ言ってみせる。積極的にはなにもせず、誰かが得しているらしいと知るや叩くといった、フリーライダー的な議論では、なかなかいい方向には進まない。 未だ残る諸問題から、関係ないと目をそむけ切り捨てるなら、いずれ自分もまた切り捨てられるかもしれない。社会は完成などしていないのですから、空きっぱなしの「狭間」には、い

  • SYNODOS JOURNAL : ビデオ・ジャーナリズムの可能性(2) 神保哲生×荻上チキ

    2012/5/179:0 ビデオ・ジャーナリズムの可能性(2) 神保哲生×荻上チキ ■村の掟・ジャングルの掟 荻上 「ビデオニュース・ドットコム」を続けてこられて、ここは大きな課題だな、と感じた点はどこですか? 今、基的にジャーナリズムという職業に関するプロフェッショナルなノウハウは、既存の新聞社とテレビ局の報道部門にしか存在しないわけです。テレビ、特に民放の放送局にジャーナリズムのノウハウが当にあるのかと言われれば、はなはだ心もとないところですが、彼らも一応、報道の現場に行ってトンチンカンなことをやらない程度の最低限のトレーニングは受けています。 ということは、報道の基的なノウハウ、それは技術的なことだけでなく、倫理基準や行動規範も含めた話ですが、そうしたノウハウはほんの一握りの人たちによって独占されてきたと。そして、既存のメディア企業は法律も含めいろいろな制度で保護されているので

    ymorimo
    ymorimo 2012/05/20
  • SYNODOS JOURNAL : ビデオ・ジャーナリズムの可能性(1) 神保哲生×荻上チキ

    2012/5/1614:52 ビデオ・ジャーナリズムの可能性(1) 神保哲生×荻上チキ 神保哲生氏 ビデオジャーナリストであり、インターネット放送「ビデオニュース・ドットコム」の代表でもある神保哲生さん(50)。フリーランスの立場から、長年ジャーナリズムに携わってきた神保さんは、日のジャーナリズム状況をどのように見つめてきたのか。そしてインターネットの誕生以降、様変わりしつつあるメディア環境に何を期待し、どこに課題を見出しているのか。 既存メディアと新しいメディアがそれぞれに持つ問題は山積み。その解決のために、私たちは何に注意をすればいいのか、シノドスジャーナル編集長・荻上チキと語った。(構成/シノドス編集部・金子昂) ■ビデオ・ジャーナリズム 荻上 「ビデオニュース・ドットコム」が開局して10年以上が経ちましたね。学生の頃から、神保さんの活動からは多くを学ばさせて頂いています。その間に

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    ymorimo 2012/05/18
  • SYNODOS JOURNAL : 山形浩生は何を語ってきたか(後編) 山形浩生×荻上チキ

    2012/2/249:50 山形浩生は何を語ってきたか(後編) 山形浩生×荻上チキ ■大文字の固有名詞で語る時代は終わった 荻上 最近は、SFの分野などでも、量産されている作品群の中で良質なものを読みなおそう、発掘していこうという動きが続いています。どの分野でも、読むべきの再紹介みたいなまとめは、「○○がすごい」系のムックから2ちゃんのまとめに至るまで、あれこれ出ていますから。 芹沢一也はかつてのあり方を、「オレの父ちゃん強いんだぞ競争」と呼んでいました(笑)。誰の翻訳者であるのか、どんな大文字の哲学者を「召喚」できるのかという、イタコ芸のような、あるいはカードゲームのような文法がありました。「オレのターン、カント!」「こざかしい、デリダ!」みたいな。最近はそうした文法も見なくなってきた。非常にいいことだと思います。 山形 カントが偉かった時代は2世紀ぐらい続いたんでしょうけど、今、特に

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    ymorimo 2012/04/20
  • SYNODOS JOURNAL : 【荻上チキインタビュー 第2回】ネットメディアと政治論議(1) 津田大介×荻上チキ

    2012/2/110:49 【荻上チキインタビュー 第2回】ネットメディアと政治論議(1) 津田大介×荻上チキ 昨年9月に有料メールマガジン『津田大介の「メディアの現場」』を始め、その収益をもとに、今年新たな「政治メディア」を立ち上げようとしているジャーナリストの津田大介さん(38)。政局報道中心の既存メディアに対し、政策をベースにしたネットならではの新しい情報発信のモデルを提示しようとしている。Twitterやニコニコ動画などの、ソーシャルメディアを通じて渦巻く有象無象の政治論議は果たして日を変えるのか。「ネットメディアと政治」の新たな可能性について、荻上チキと語った。(構成/宮崎直子・シノドス編集部) ■Twitterは「世論」を生み出すか? 荻上 新しいメディアを作るというのは、今、社会に存在している課題を解決するための一つの方策だと思います。現状に何も不満を抱いていないなら、メデ

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    ymorimo 2012/04/20
  • SYNODOS JOURNAL : 山形浩生は何を語ってきたか(前編) 山形浩生×荻上チキ

    2012/2/239:52 山形浩生は何を語ってきたか(前編) 山形浩生×荻上チキ SF、科学、経済、文化、コンピューターなど幅広い分野で翻訳や評論活動を行う山形浩生さん(47)。大手調査会社の研究員として地域開発にも携わり、貧困国の開発支援をテーマにした翻訳『貧乏人の経済学』(エスター・デュフロ、アビジット・バナジー著)が近く上梓される予定だ。海外の先端学問を取り入れ、論客としても数々の論争を繰り広げてきた山形氏が、日の言論空間に残してきたものは何だったのか。荻上チキが鋭く迫った。(構成/宮崎直子・シノドス編集部) ■他人がやらないことを面白がる 荻上 今日は、「山形浩生は何を語ってきたか」というテーマでお話を伺いたいと思います。8年前、ライターの斎藤哲也さんが行った「山形浩生はいかにして作られたか」と題されたインタビューがありましたね。 “読者としての山形浩生”が、自身の読書遍歴を

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    ymorimo 2012/03/12
  • SYNODOS JOURNAL : 「御用学者」とは誰のことか 西田亮介

    2011/4/1911:32 「御用学者」とは誰のことか 西田亮介 「御用学者」という言葉が世間を賑わしている。「御用学者」とは特定の利害関係に密接に関わる研究者を意味する。たとえば『週刊文春』(2011年4月14日号)は、研究者と経済界の密な関係を指摘した。東京電力が出資した寄付講座が東京大学に設けられていることを「理由」に、原発と大学教員が「癒着」していると報じたのだ。東日大震災以後、ネット上の言説を含め、こうした物言いが顕著に増えている。 だが、そもそも大学行政には多額の税金がつぎ込まれている。したがって、前者は事実上実現不可能な要求であり、また後者を突き詰めることは、逆に研究者と社会の利益相反を生み出しかねない。稿では産官学連携推進のなかで大学に設けられた内規などに触れつつ、経済的利害関係の有無だけでは「御用学者」を論じることはできないことを、簡潔に述べてみたい。 ◇産学連携へ

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    ymorimo 2012/01/20
  • Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違い 小山エミ SYNODOS Blog

    2010/08/0500:00 Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違い 小山エミ 世界最大のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、Facebookが日(語圏)に進出してから二年がたった。よく知られているように、Facebookは実名での登録を前提としていることが特徴であり、「米国で人気の実名SNSが日社会において受け入れられるか」と話題になった。 Facebookが日で広まらないのは、当初から言われていたように、実名登録制が日のネット文化に合わないからである、という説明がよく聞かれる。 なるほど、匿名を前提とする2ちゃんねるや、ハンドルを使って繋がるミクシィ、さらには歌や踊りを見せても実名はなかなか出さないニコニコ動画も含め、日のネット文化においては、会社や学校の人間関係から切り離されたところに、匿名だからこそ普段は出せない自分を出

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