NHK独自のカメラ「ツインズカム」が、ロンドン五輪のシンクロナイズドスイミングの中継で活躍する。水中と水上それぞれで撮影した映像を、水面を挟んだ1つのスムーズな映像に合成できる特殊なカメラ。演技中の選手の水中での動きも楽しめそうだ。 ツインズカム(左)と、ツインズカムの映像効果。ツインズカムは、2000(長さ)×780(幅)×530(高さ)ミリ、重さは176キロ+固定用ウェイト ツインズカムは、水中と水上に設置した2台のカメラの映像を、水面を境界に合成し、水面にレンズを置いて撮影したかのような映像を表現するカメラ。NHK独自の技術で、国内の中継で運用しながら改良を重ねてきた。 水と空気中では光の屈折率が異なるため、2つの映像を単純に合成すると、水中の物体が拡大表示され、スムーズにつながる映像にはならないが、ツインズカムは上下のカメラのズーム比を自動調整し、自然に見える映像を作り出す。 2台
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