携帯電話を手にしたアフリカ牧畜民、その光と影 湖中真哉 アフリカ地域研究 / 人類学 / グローバリゼーション研究 国際 #アフリカ#牧畜民#携帯電話 サヴァンナに屹立し、携帯電話で通話する牧畜民(遊牧民)マーサイの美しい戦士が描かれた巨大な看板。ケニアの首都ナイロビの路上で、それを目にするようになったのはここ数年のことである。おそらくは、「我が社の通信網ではこんな僻地でも圏内ですよ」ということを強調するための携帯電話会社の広告なのだが、たしかに印象的ではある。 近年、国内外で、アフリカ牧畜民の携帯電話利用を扱った報道をよく目にするようになった。しかし、まさか、BBCや朝日新聞でもとりあげられるようになるとは、筆者も夢にも思っていなかった。携帯電話を利用するアフリカの牧畜民、とくにマーサイの姿は、相当印象的に見えるらしく、いまや世界中の注目を集めている。筆者も、グローバリゼーションの典型例
総務省と携帯電話事業各社が通信速度や接続可能なエリアを含めた「つながりやすさ」の表示方法を統一することが明らかになりました。 2014年度をめどにつながりやすさの表示方法を統一へ日本経済新聞によると、ドコモやauなどの携帯電話事業者が「つながりやすさ」の表示方法を2014年度をめどに統一するとのこと。 NTTドコモ、KDDIなど通信各社は来年度をめどに通信速度や接続エリアなど「つながりやすさ」の表示方法を業界で統一する。 引用元:スマホ「つながりやすさ」表示方法統一 通信各社 :日本経済新聞 統一される表示方法では、つながりやすさを表す接続率や通信可能な範囲の広さを表すカバー率、通信速度の基準を作り、それに基づいて各社が発表することになるようです。 基準については2014年4月末までに総務省が方針を決めた後、業界内でガイドラインを決めて実施するとしています。 通信速度はベストエフォートか
現行の携帯電話の総周波数幅を大きく上回る3.6~4.2GHz帯の割当がいよいよ動き出した。予想される割当帯域はなんと800MHz。また、LTE-Advancedの次に向けた動きも始まっている。 現行LTEのアップグレード手段という側面が強いLTE-Advancedだが、中長期的な視点――総務省が割当を検討中の3.4~3.6GHz帯および3.6~4.2GHz帯への導入システムとして見ると、その意味合いはかなり違ってくる。 3.4~3.6GHz帯および3.6~4.2GHz帯は、総務省の「周波数再編アクションプラン」において第4世代移動通信システム(4G)などへの割当が想定されている帯域であり、携帯キャリアにとってLTE-Advancedの導入は帯域獲得の前提になる。 注目されるのは、この2つのバンドで想定されている割当帯域幅が、現時点で全移動通信事業者に割り当てられている周波数の約1.5倍、計
iPhone 5の発売、ソフトバンクによる米スプリント、イー・アクセス買収と、話題に事欠かなかった2012年の通信業界。では2013年の通信業界にはどのようなトレンドが訪れるのか。そこで、情報通信総合研究所の4人の研究員と共に2012年の通信業界を振り返り、2013年を予測する座談会を実施した。 まずは2012年の通信業界でインパクトのあったニュースをそれぞれ3つあげてほしい。 岸田:年末に公開したITproの記事「私が選んだ2012年の十大ニュース」でも触れたが、1位が「ソフトバンクが米スプリントを買収へ」、2位が「iPhone 5発売を機にKDDIとソフトバンクがLTEを開始、テザリングも解禁」、3位が「ソフトバンクがイー・アクセスを買収へ」だ。理由は2012年は米アップルにみなが振り回された1年と言えるからだ。 iPhone 5がLTEに対応したことで、これまで各地域や事業者でバラバ
海外の通信事業者が、API提供に積極的な動きを見せている。海外の大手通信事業者にはスマートフォン(以下、スマホ)の普及以前から、開発者を支援する動きは見られたが、大きな成果が挙がったという印象はない。そうこうしているうちに、アプリを中心としたエコシステムの存在感は、スマホの普及とともに大きくなり、開発者の取り組む先はAppleやGoogleが提供するスマホOS向け、facebook向けなど通信事業者以外のプラットフォームばかりであり、通信事業者向けのアプリ開発といった動きはほとんど目にしない。 しかし通信事業者にとっては、アプリのエコシステムに関与できない状況が今後も続けば、ダムパイプ化の進行を止められないかもしれない。こうした背景をもとに、通信事業者にとってのAPI提供について考察してみたい。 海外の通信事業者はAPI提供に積極的 AT&Tは開発者向けにインキュベーション施設「AT&T
通信業界ではLTE元年と呼ばれた2012年があと少しで終わろうとしているが、気が付けばニュースやCMなどではLTE、WiMAXといった言葉が飛び交い、店の看板には「WiFi使えます」というシールが貼られている。今回は、「さちテク」によるこれらの乱立する無線技術がどのような経緯で進化してきたのかを解説頂いた。 ——- ニュースやCMで飛び交う謎の言葉 LTE、AXGP、4G、WiMAX…… これらは、今世の中に出てきた携帯電話の最先端かつ最新鋭技術を表す言葉です。 でもこれらの言葉が気になって、調べてみようとしても、なんだか難しいことばかりでてきます。 お店に聞くと「速いんです!」「新しいんです!」「すごいんです!」「でも月7GBまでで、あっ、でも超過した場合は買い足していただければ」などと余計わけがわからなくなります。 かと言って詳しい人に聞くと、「LTEは下りにOFDMAを採用した第4世
By Erathic Eric 世界的に無線通信の量は膨大なものになっており、指定された帯域での通信は限界を迎えつつあります。それを一気に解決し、通信速度を2.5Tbps(約320GB/s)まで高速化できるという「螺旋状ビーム通信技術」の研究が佳境を迎えています。 BBC News - 'Twisted light' carries 2.5 terabits of data per second Infinite-capacity wireless vortex beams carry 2.5 terabits per second | ExtremeTech Vortex radio waves could boost wireless capacity “infinitely” | ExtremeTech この技術はAlan Willner教授と南カリフォルニア大学のチーム、NASAの
[Deloitte Mobile Survey 2012 #1]新興国モバイル市場を理解するための基礎データ 2012.09.11 1.はじめに デロイトが独自に行った、モバイルコミュニケーションについての5大陸15ヶ国に渡るオンライン調査「2012年グローバルモバイル消費者調査」の結果について、特に新興国と日本について焦点をあてて報告する。 本調査は、成長途上にある新興国の中でも、特に注目すべき国に対してフォーカスをあてており、今後のコンシューマー利用によるモバイルコミュニケーションの変貌を予測する上での参考としていただければ幸いである。 2.調査概要 2.1調査手法 本報告におけるデータは世界15カ国でモバイルユーザーを対象に実施したオンラインアンケートに基づいている。調査実施期間は2012年5〜6月。2012年8月末時点において、クロアチアを除いた25,960人から得た回答を分析済
ケニアの首都ナイロビには、至る所にサファリコムの大型広告がある。 「Niko na Safaricom(ニコ・ナ・サファリコム)」 現地、スワヒリ語で「サファリコムと一緒に」という意味のメッセージが、ケニアの美しい風景と人々の写真とともに広告に掲載されている。 サファリコムはケニア最大の携帯電話会社だ。市場シェアは8割を超え、2011年11月時点の加入者は1810万人。ケニアの人口は約4000万人なのでその半数近くが同社の携帯電話を利用して「サファリコムと一緒に」いることになる。 2000年7月から2010年11月まで10年間にわたって、同社を率いてきたマイケル・ジョセフ前CEO(最高経営責任者)は南アフリカ共和国出身のエンジニアだ。引退後も取締役会に名を連ね、ケニア経済界で大きな影響力を持っている。サファリコムに来る前は南米、スペイン、韓国、米国など世界各地で通信事業に携わってきた。 ジ
「日本の中だったら福岡が、いま“熱い”よね」。東京でITや新ビジネスに関わるメンバーと会うと、その話がでることが増えてきた。中州や福岡美人が目的ではなく(おそらく……)、福岡だったらおもしろいことができそう、と本能的に感じているのだ。そこで今回は、経済的にもビジネス的にも注目の街・福岡についてリポートしてみたい。 こう言っては何だけれど、3月11日の東日本大震災以降、東京は暗い。街全体で節電をしているからしかたない部分もあるのだけれど、それ以上に人々の雰囲気が暗いのだ。ポジティブに、未来にむかってチャレンジする。東京は、そういう前向きさや明るさを失ってしまった。保守的で、過度に神経質で後ろ向きな街になってしまったと思う。これはとても残念なことだ。 ITと、それによる技術革新と新ビジネス。これが取材フィールドである私にとって、東京という街はつまらないものになってしまった。世界の誕生を思わせる
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