大船渡 津波の高さ23m超に 3月29日 19時26分 東北の沿岸を襲った大津波で、岩手県大船渡市の綾里地区では、陸地を駆け上がった津波の高さが23.2メートルに達していたことが専門家の調査で分かりました。 横浜国立大学と東京大学の研究グループは、過去の津波災害で局地的に津波が高くなったことで知られる大船渡市三陸町の綾里地区を調査しました。調査の結果、綾里湾の奥の海岸付近では高さ20メートルを超える津波の痕跡があり、海岸近くにあった防潮堤は大部分が破壊されていました。また、湾の奥の陸地では、住民の話や打ち上げられた木材などから、津波は海岸から450メートルほど離れた水田付近にまで達し、23.2メートルの高さにまで駆け上がっていたことが分かりました。同じ地域では、別の専門家グループが行った調査で、津波が23.6メートルまで駆け上がったとみられるという調査結果が出ていましたが、今回は、海からの