マスコミ倫理懇談会全国協議会の全国大会では、北朝鮮による拉致被害者の一人、曽我ひとみさんが講演。北朝鮮から帰国する際の状況などを語った。 曽我さんによると、北朝鮮の空港には曽我さんの家族らが見送りに来ていた。高校生ぐらいの女性がいて、面影から横田めぐみさんの娘のキム・ヘギョンと分かり、思わず抱きしめたという。 曽我さんはめぐみさんと同じ招待所で生活していたときのことを「2人で暮らしたこの時間が、一番穏やかで幸せな時間だった」と回想した。 曽我さんは拉致されたままになっている母親について、「もう一度会いたいという強い思いがあったからこそ帰国できた。母と会えることに希望を持っている。しかし、年齢を考えると長くは待てない」と救出への努力を訴えた。 帰国後、マスコミからの取材攻勢にさらされ、北朝鮮の家族へのインタビューがなされたことや、家族の住所が報道されたことを批判。「知ったことをすべて公表すれ