とてもすべてを語りつくすは無理なので、ごく基本にしぼらせていただきます。 日本人が「it/that」の区別がつきにくいのは和訳で「それ」と置き換えているためのようです。 文法的にしっかり区別して、感覚を整理しましょう。 it→人称代名詞「I, you, he/she/it, we, you, they」に属する。 that→指示代名詞「this/that, these/those」に属する。 人称代名詞とは「すでに登場した具体的な名詞」についてその名称の繰り返しを避けてつかう代名詞です。「太郎君」をうけてhe、「花子さん」をsheがうけるように「性別のないもの」をうけて itが使われるというのが、もっとも基本の考え方です。 指示代名詞ですが: 日本語では「これ、それ、あれ」がありますが、英語には「this/that」の2種類しかありません。 「これ=話者に近い」 「それ=話者から遠く、聞き