世の中の役に立たねば、その会社は不要になる――。強烈な危機意識を持って設立された大阪のIT会社が目指すものとは……。 「フリーミアム」。この言葉が登場してから6年が経った。フリーミアムとは、「フリー(無料)」と「プレミアム(割増料金)」を足し合わせた造語で、顧客に基本となるサービスや商品を無償提供し、それを引き金に課金する高度な機能を使用させるビジネスモデルだ。基幹業務ソフトに、この仕組みを適用するIT企業が現れた。 売ったら終わり、では通用しない 大阪市に本社をかまえるメインソリューションは、2009年から中小企業に財務会計や給与計算、販売管理、グループウェアのソフトを無償で提供している。同社WebサイトからのダウンロードとCD-Rによる配布を合わせて、利用者は2012年3月時点で2000人ほどになったという。田村勇二代表取締役は“ゼロ円ビジネス”と呼び、4つの機能をベースに展開する新し
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