最近、ScalaとSmalltalkを触っていて思ったこと。 一見すると、関数型は「データ」より「処理」を重視しているように見える。 関数型プログラミングパラダイムそのものは「副作用のない関数」の合成による演算の恩恵を最大限に享受するパラダイムだ。副作用がないので並列演算の高速化に向いている。 昨今のマルチコア化やクラスタ化のメリットを最大に活かすには関数型プログラミングパラダイムの導入が鍵だろう。プロセッサ単体での性能向上が頭打ちになってきたのだから、並列演算に対応したプログラミング方式へのシフトは不可避だろう(ただし高性能が要求されない分野は除く)。 関数型プログラミングパラダイムは、データよりも処理を重視したパラダイムのように見える。 一見すると、オブジェクト指向は「処理」より「データ」を重視しているように見える。 オブジェクト指向プログラミングパライダムは、(Smalltalk的に