独自性で苦労するスマートフォンメーカー 携帯電話の進歩は、ボディの小型化とディスプレイの大型化がせめぎあう歴史ともいえる。レンガのように大きかった初期のモデルは、その中身の大部分がバッテリーだった。バッテリーが小型になるとボディも小さくなる。しかし、これではディスプレイも狭くなる。2つ折りの携帯電話の登場は、大きなディスプレイと操作に適したサイズのキーパッドの両立のために求められた必然の進化だったといえる。 実装する機能も増強してきた。カメラを搭載し、ワンセグ放送を視聴できるようになり、3Gや4G、そして、無線LANによる高速データ通信で、動画ストリーミングや通信対戦ゲームも快適になった。高画質な映像コンテンツ需要の高まりもあって、現在のスマートフォンでは、キーパッドをディスプレイに統合し、タッチパネルを内蔵した大型ディスプレイがボディ正面のほとんどを占めるようになった。 ただ、サイズに限
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