以下のSamsungの決算をみて、衰退期に入るスマートフォン市場でOS/エコシステムを抱えない企業の憂鬱について考えた。 サムスン電子、7-9月業績はさらに悪化か - 朝鮮日報オンライン 詳しくは上の記事を読んで欲しいが、Samsungのは営業利益が四半期ごとに1兆-2兆ウォンのペースで減少している。以下の図がわかりやすい。 Samsungのスマートフォン自体のシェアはそれほど顕著に低下していないのだが、営業利益はピークの半分以下になっている。これは、プロダクトの衰退期によくみる現象で各社の差別要素がなくなっている中で、生産能力自体はピークに併せて作られているので、値段を落とさないと競争力が維持できず、結果的に利益が減少するという状況だ。 利益の70%以上を占めるスマートフォン事業の市場変化には、あのSamsungでは対応が難しく、また、Xiomiなどのはるかに安価なスマートフォンを提供す