パナソニックが、昨年8月に自社生産から撤退したスマートフォン(スマホ)事業に再参入することが分かった。2月にも、自社開発した法人向け製品を北米などで売り出す。生産計画が立てやすい法人向けで、スマホ事業の復活をかける。個人向け市場への再挑戦も視野に入れた動きだ。 同社は再参入に向けて新製品を開発した。画面は5インチで、落としても簡単に壊れない頑丈さや、騒音の中でも音が聞き取りやすい機能を持たせる。建設現場などでの利用を見込み、すでに米国の企業などと交渉を始めている。 2月にスペインで開かれる世界最大の携帯電話見本市にも出展を検討するなど、日本を含め世界展開する方針。