約2ヶ月間,Wicketをより使いやすくしようとチャレンジしてきたが,力及ばず断念することを判断した。 コンポーネントベース開発を採用しているWicketについて,コーディングの中心はコンポーネントの組み上げ処理であり,SwingやSWTなどのGUIアプリケーションと同じくらいの記述内容と記述量が求められる。コンポーネントの組み上げは「インスタンス生成」と「モデルとの関連付け」,そして「親コンポーネントへの登録」処理の連続であり,共通的に見える割には共通化が難しく,できあがったコードは非常に煩雑になる。 この問題を打開するために,コンポーネントやモデルのフィールド定義に独自のアノテーションを付加することで,上記の処理を共通の機構が肩代わりすることでコーディング量を減らし,さらにコードの定型化を図ることでIDEを作りやすくする,ということを考えた。それが「 次期S2Wicketではこうなりま