リンゴを収穫する生産者。中国では大玉の日本産リンゴに人気がある=青森県弘前市で昨年11月、藤田晴雄撮影 国産リンゴの中国への輸出が昨年7月から止まっている。中国側が放射性物質の検査証明書に関する手続きを厳格化したためだ。例年なら今の時期は春節(旧正月)商戦用の輸出がピークを迎えているが、事実上の「市場閉鎖」で関係者の間に困惑が広がっている。【北山夏帆、北京・赤間清広】 財務省の貿易統計によると、国産リンゴの中国への輸出は東日本大震災後に落ち込んだがその後回復し、2015年産は1622トン(輸出額7億8800万円)、16年産は1225トン(同5億6000万円)。しかし、青森県の輸出業者によると、昨年6月ごろ、国産リンゴの輸出に影響が出始めた。7月以降は完全にストップし、統計が公表されている11月まで輸出量・額もゼロが続く。 中国政府は東京電力福島第1原発の事故後、福島県など10都県からの食品
「クラッシュ・ロワイヤル」の日本一決定戦で優勝したフチさん(左)と準優勝のアマテラスさん=東京都江東区で2017年11月12日、兵頭和行撮影 英ロンドンで行われる世界一決定戦への出場権を懸けたゲームアプリ「クラッシュ・ロワイヤル」(スーパーセル社、以下クラロワ)の日本一決定戦が12日、東京都内で行われ、フチさんがアマテラスさんを3-2と逆転で降し、初優勝を果たした。両者は世界一決定戦への出場権を獲得した。 クラロワは、スマートフォンとタブレットで遊べる対戦型カードゲームで、世界中のプレーヤーとリアルタイムで対戦できる。ゲームはプレーヤー同士が自ら選択した8枚のカードを使って、制限時間内に相手のタワーを一つでも多く破壊した方に軍配が上がる。カードの組み合わせと使うタイミングが勝敗を分ける。トロフィーの数が勝敗に応じて増減し、一定数を超えるとランキングが上昇。それに応じて、使えるカードの種類が
男性2人が電車にはねられ死亡した踏切のそばに手向けられた花=川崎市川崎区で2017年4月17日午前7時54分、竹内紀臣撮影 川崎市川崎区の京急電鉄の踏切で男性2人が列車にはねられ死亡した事故で、踏切に入り込んだ高齢男性を助け出そうとして亡くなった児玉征史(まさし)さん(52)=横浜市鶴見区尻手1=は、横浜銀行で人財部主任人事役を務めていた。児玉さんをよく知る同僚や部下は悲報に接し、「周囲を思いやる性格」「正義感があった」と振り返った。 「同期の間でリーダー格だった」。鋼材商社社長の男性は1988年、児玉さんと同期入行だった。テニスやスキーに出かける間柄で「周囲を思いやり、同僚たちから慕われていた」と話す。今年2月にゴルフをしたのが最後になったという男性は「危険でも人助けしようとした行為に意外性はない。優しい人間だった」と振り返った。
【ソウル米村耕一】11日に開かれた北朝鮮の最高人民会議(国会)で、約20年ぶりに外交委員会が設置されたことについて、韓国内では韓国や米国などとの対話への意欲を示したものとの見方が出ている。米原子力空母の朝鮮半島近海への派遣決定がされるなど、朝鮮半島情勢が緊張する中、北朝鮮の対外的なメッセージとして注目されている。 外交委員会は1998年に廃止されていた。再設置された今回、前外相の李洙墉(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長が委員長に選出された。委員には、主に対米政策を担当する金桂冠(キム・ゲグァン)・第1外務次官や、韓国との窓口機関である祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソンクォン)委員長らが就任した。
財務省「4.9万人減」 文部科学省は8日、約69万人いる公立小中学校の教職員を今後10年で少子化に伴い約4万9000人減らせるとの試算を財務省が公表したことに対し「(教育現場の)現状が加味されていない」との反論をまとめた。発達障害の子供の増加などを考慮し約1万5000人減にとどめるべきだと主張している。年末の予算編成に向け両省の攻防が激しくなりそうだ。 財務省は4日の財政制度等審議会で、2026年度までに公立小中学校の教職員を約4万9000人(今年度比約7%減)削減できるとの案を示した。今の教育環境を維持しても、少子化で26年度までに児童生徒が119万人、学級数も3万1000減るため、教職員数も減らせると結論づけた。
安価な中国製台頭で製造中止 岡崎のメーカーが復刻計画 家庭用の噴出型花火として親しまれながら、安価な海外製品に押され製造中止となった「ドラゴン」が今秋以降に復活する。製造元の花火メーカー「太田煙火製造所」(愛知県岡崎市)が復刻プロジェクトを企画し、インターネット上で元手となる資金の調達を始めたところ、目標額(60万円)の3倍以上の資金が集まったためだ。太田恒司社長(56)は「国産花火が注目されるきっかけにしたい」と意気込んでいる。 徳川家康の生誕地・岡崎市周辺は江戸幕府が火薬の製造所を置くなど、昔から花火産業が盛んな地域。1928年創業の太田煙火製造所は、現社長の曽祖父が社長だった49年にドラゴンの生産を始めた。火花が噴き上がる様子が昇り竜に似ているのが名前の由来だ。
北朝鮮が発射したミサイルの落下地点付近を捜索する海上自衛隊の護衛艦「まきなみ」(右奥)とヘリコプター=秋田県沖の日本海で2016年8月3日午後6時59分、本社機「希望」から宮間俊樹撮影 北朝鮮が3日、「ノドン」(射程1300キロ)とみられる中距離弾道ミサイル2発を発射し、うち1発が約1000キロ飛行して秋田県・男鹿半島の西約250キロの排他的経済水域(EEZ)に落下した。北朝鮮のミサイルの弾頭部分が日本のEEZに落下したのは初めてだが、日本政府はミサイルの破壊措置命令を出すことができず、ミサイル防衛能力の限界も露呈した。国連安全保障理事会は、日米韓の要請で3日午後(日本時間4日午前)に緊急会合を開く予定。 ノドンは核弾頭の搭載が可能とされ、日本のほぼ全域が射程に入る。安倍晋三首相は3日夜の記者会見で、「わが国の安全保障に対する重大な脅威だ。国際社会と緊密に連携し、毅然(きぜん)と対応する」
優勝31回、国民栄誉賞 大相撲の第58代横綱で歴代3位の優勝31回を果たし、角界初の国民栄誉賞も受賞した「昭和の大横綱」、千代の富士の九重親方(ここのえおやかた、本名・秋元貢=あきもと・みつぐ)が31日、膵臓(すいぞう)がんのため入院先の東京都内の病院で亡くなった。61歳。通夜は6日午後6時、葬儀は7日正午、東京都墨田区石原4の22の4の九重部屋。喪主は妻久美子(くみこ)さん。 北海道福島町出身。15歳で元横綱・千代の山が師匠の九重部屋に入門し、1970年9月の秋場所で初土俵を踏んだ。体重の軽い小兵ながら、抜群の運動神経を生かして出世し、74年九州場所で新十両、75年秋場所で新入幕を果たした。
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