美術館に火炎瓶を投げつけ… マクドナルドのマスコットであるドナルド・マクドナルドを十字架にはりつけたアート作品が、イスラエルの美術館で展示され、物議を醸している。同国のキリスト教徒が抗議運動を展開しているのだ。 イスラエル北部の都市ハイファで先週、何百人ものキリスト教徒が、「マック・ジーザス」と題されたこの作品の撤去を求めてデモをおこなった。イスラエル警察によれば、デモ隊は美術館に向かって火炎瓶や石を投げつけ、警官3人が負傷したという。 美術館のニシム・タル館長は、突然の暴動にショックを受けたと話す。というのも、この作品には資本主義を崇拝する社会を批判する意図があり、何か月も前から展示してあったのに、これまで何の反発もなかったからだ。他国で展示されたときにも抗議は起きなかったという。