実をもうせば、というのも何だが、 私は今までの国政選挙、ないしは首長選挙、 地方議会選挙で、一度も自由民主党に 投票したことがない。 私は1962年生まれだが、 ある時期まで、「自民党なんかには入れない」 というのは、いわゆる「インテリ」の 矜持であった。 ベルリンの壁が崩壊する頃までは、 日本共産党に投票するのは、周囲 の仲間の間ではごく普通の振る舞いだったように 思う。 そのあとは、社民党や民主党が 「良識派」の投票の受け皿になってきた ことは、皆さんもご存じの通り。 しかし、このところの政争、 とりわけ、昨日の参議院での 否決騒ぎを見ていて、生まれて初めて、 「次は自民党、というか、小泉自民党に 投票するかも」と思うようになった。 民主党には失望した。今回の事態を、 「衆議院解散ー>政権奪取」 という機会主義者(オポチュニスト)にとっての 「千載一遇のチャンス」だとしか とらえていな