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ブックマーク / psychodoc.eek.jp (2)

  • ロボトミー

    ロボットみたいにするからロボトミー、と思ってる人がもしかしたらいるかもしれないが、それは違う。そんな率直な(笑)名前、いくらなんでもつけるわけがないではないか。第一、ロボットはrobot、ロボトミーはlobotomy。綴りが違う。 ロボトミーのlobo-というのは、中肺葉とか前頭葉とかの「葉」という意味。一方、-tomyは切断とか切除を意味する。いわゆるロボトミーは、正式にはprefrontal lobotomyといい、「前部前頭葉切截術」と訳されている。つまり、前頭葉の前の方を切っちゃうぞ、ということだ。 この手術を発明したのは、ポルトガルのエガス・モニス(1875-1955)。リスボン大学神経科教授にして、下院議員や外務省高官を歴任した政治家という人物である。1910年のポルトガル共和国樹立に参加し、政党党首や大臣も務めているし、マドリード駐在の大使だったこともあれば、ヴェルサイユ条約

    yojik
    yojik 2021/06/06
    “ それもそのはず、この項目を執筆した広瀬貞雄という人は日大医学部の名誉教授で、百数十例ものロボトミー手術を執刀し、自ら眼窩脳内側領域切除術という新術式を開発したほどのロボトミーのエキスパートだったの
  • 緑の札

    そもそも「緑の札」とは? 「緑の札」とは、SF作家森下一仁先生の日記(2003年6月30日)で、読者の山口素夫さんからのお便りを引用した中で紹介されていた昭和初期のSF小説である。山口さんによれば、白川静の『漢字百話』に、「昭和5~6年頃の朝日新聞夕刊に、『緑の札』というSF小説が掲載されていた」という記述があるという。 そこで、まずは白川静『漢字百話』(中公文庫)から、該当の箇所を引用しておこう。 たぶん昭和五、六年のころのことであったと思う。朝日新聞の夕刊に、『緑の札(グリーン・カード)』という、五十年後の社会を描く未来小説が連載された。懸賞小説の応募作品である。主人公は、企業欲にとりつかれた汎太平洋航空の女社長である。その息子は生命の神秘にいどむ若い科学者で、自分の愛人を実験台に使って仮死状態に陥らせてしまい、危く恩師の手で救われる。一夜荒れ狂う洋上で雷撃を受けた自社の大型旅客機が墜

    yojik
    yojik 2013/12/02
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