「風雲児たち」この前気合を入れて紹介したのはコミックスの発売のときだったか。 それ以降も、咸臨丸など遣米使節一行のアメリカ見聞録、勝海舟、薩摩の冷酷な「水戸浪士切り捨て」など興味深く、紹介したいことは多かったのだが、ちょっとサボっていた。 しかし、今回がひとつのターニングポイントであったことと、「風雲児たち」でかなり前に描かれていた”伏線”が回収されたので書いておきたい。 以前も書いたけど、幕末をペリー来航の1853年から、戊辰戦争の1868年までとするなら、1860年の桜田門外の変はその「折り返し点」なのである。 それは時間だけでなく、状況的にもそうであった。 ありえた歴史としては、この作品でも描かれたように、けっこうしたたかにペリー使節と交渉もし、海外事情にも通じた中堅官僚を多数要し、世界的にもきちんとした都市・農村運営をしていたエドのタイクーン(大君)・ガバメントが中心になって、近代
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