3日未明、羽田空港で、滑走路の近くにお年寄りがいたため、2時間近く滑走路が閉鎖され、一部の便に遅れが出ました。 お年寄りは認知症のため迷い込んだとみられますが、なぜ侵入に気付かなかったのか、国土交通省が、当時の警備態勢を調べています。 国土交通省によりますと、3日午前0時半ごろ、羽田空港で、4本ある滑走路のうちA滑走路の近くの誘導路に男性がいるのを航空会社の社員が見つけ、空港事務所に連絡しました。 男性は、駆けつけた空港職員に保護されましたが、不審なものがないか確認するためA滑走路が2時間近く閉鎖され、未明に出発する国際線に遅れが出ました。 国土交通省や警察によりますと、保護されたのは、東京・品川区の76歳の男性で、家族の話では、認知症のため、2日に家を出たまま行方が分からなくなっていたということで、その後、空港内に迷い込んだとみられています。 保護された場所は、許可がなければ立ち入りが禁