IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、東京電力福島第一原子力発電所でたまり続けているトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分について、日本政府が処分方法を決定した場合、地元や周辺国の懸念の声などに対応するため、協力していく考えを示しました。 IAEAのトップ、グロッシ事務局長は24日、本部があるオーストリアの首都ウィーンでNHKの単独インタビューに応じました。 福島第一原発のタンクにたまり続けているトリチウムなどの放射性物質を含んだ水の処分をめぐっては、国の小委員会が、基準以下の濃度に薄めるなどしたうえで、海か大気中に放出する方法が現実的だとする報告書をまとめ、政府が処分方法を検討しています。 これに対して漁業関係者などからは風評被害を懸念する声があり、隣国の韓国も懸念を示しています。 これについてグロッシ事務局長は「地元の人や周辺国が懸念を示す難しい状況を考慮すると、IAEAの存