ウィキペディアはインターネット上で最も大きなウェブサイトの一つだ。ウィキペディアに書いているというだけで、真偽不明の情報でもどんどん拡散されていく。もし間違った情報の場合、ウィキペディアによってデマが拡散されることになる。そして、全国紙など、「信頼できる情報源」のはずのものが、このウィキペディアの情報を基にして記事を書いてしまう。ウィキペディアにデマが書かれる→それを基にして信頼できる情報源が記事を書く→これがウィキペディアに出典として追記される、という順番で、デマがあたかも正しい情報かのように書かれる。出典のある情報は信頼できると思われるので、誤情報だったとしても、ますます真実として拡散されていく、という悪循環が起こる。 経緯実際にそのような事態が発生した、紫雲丸事故の記事を例に見ていく。紫雲丸事故は、1955年、修学旅行中の小学生を乗せた国鉄連絡船が沈没し、100人以上の罪のない命が
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