親や配偶者の在宅介護を担う家族の80%がストレスを感じており、3人に1人は「憎しみ」まで抱いていることが21日、連合による意識調査で分かった。 調査は連合加盟の労働組合を通じ2~4月に実施。自宅で親や配偶者、配偶者の親らの介護をする40歳以上から、1381件の有効回答を得た。 ストレスの有無を尋ねると、25・7%が「非常に感じている」、54・3%が「ある程度」と答え、計80%に上った。 「憎しみを感じている」との回答は35・5%。認知症患者の介護では症状が重いほど割合が増え、日常生活に問題行動がみられるレベルだと69・2%に達した。虐待した経験が「ある」とした人は全体の12・3%。重い認知症の場合では26・9%だった。 連合は、介護保険制度が始まる前の平成7年にも同様の調査を実施しており、虐待経験は減ったが、憎しみを感じる人の割合は約1ポイント増えた。ストレスに関しては初めて聞いた。
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