DPEチェーン大手のキタムラは4月18日、同業のカメラのきむらを6月末をめどに買収すると発表した。キタムラは首都圏の店舗網を補強し、経営の効率化やノウハウ提供で事業拡大を図っていく。 キタムラはカメラのきむらの51%以上を取得し、その後1年以内を目標に株式交換で完全子会社化する計画。カメラのきむらは社名・店舗名とも従来通り運営する。 2005年3月期の売上高はキタムラが989億円、カメラのきむらが132億円。560店舗を展開するキタムラは、首都圏に84店舗を持つカメラのきむらの子会社化で店舗網を補完し、キタムラのネットプリントノウハウを提供するなどして規模の拡大を図る。 DPE業界では、最大手のプラザクリエイトが、会社更生法を申請した55ステーションの子会社化を発表。写真のデジタル化の加速でDPE業界は事業環境が激変しており、再編による経営効率の向上などで対応していく。