今日からpdwebに連載中のブックレビューが更新されました。 今回取り上げた本は、IBMやNEXTなど多くの優れたブランドロゴを残した アメリカのグラフィックデザイナー ポールランドです。 ランドおじさんはかなり「へんくつ」な人物であります。 まあその「へんくつ」がほんとうにそうなのかどうかはよくわかりません。 ただ日本語に変換されたそのやりとりを読む限りは、そうなのであります。 その辺の「真実」を知りたくなるわけです。 以前にとりあげたブルーノムナーリもかなり「そう」だと本からは感じました。 しかしほんとうにそうなのか、それはオリジナルの言語というか本人の 声を直接に聞いてみないとわからないのですが、もうそれはかないません。 ふたりに共通するのは「子供にやさしい」という点です。 子供にやさしいのかどうかこれも実はわかりません。ただ絵本をつくったり おもちゃをつくったりしているわけです。
『プロダクトデザイナーは先にも書きましたが、多くの人の賛成(合意)が得 られなくてはいけません。そのためには「常識」ある日常生活と、みんなとわ かりあえる会話が出来る言葉使いが必要になります。みのまわりの掃除もして 整理もして、遅刻もしないでそんなすごく当たり前のことが出来た上ではじめ てスタートラインに立てるのです。 「デザインの良し悪しの判断が自分にはつかないけれど、信頼のおけるあの人 がそう言うのなら協力して上げよう。」そういうちょっとした「人の気持」の 積み重ねによってしんじられないぐらいの大きな仕事を動かしているのです。』 これはちょうど2年前に雑誌「d」に掲載された「中学生のためのプロダクト デザイン入門」の草稿の一部です。 あるブログでその2年前に発売された雑誌をつい先日、D&departmentのカ フェで読まれた方のお話が載っていました。 わたしはその話を知って本棚から「
あらためてすごい人と同じ時代に同じ仕事をしているものだと思います。 いつの時代にあってもすごい人がいてそれなりに感じるものだと思いますがわた しの知る限り深澤さんほど仕事の質と世間の評価を広く高いレベルで得た人をあ げる事はできません。 プロダクトデザインに関わって30年になりますが、長い間「プロダクトデザイン 界のスター待望論」というのがあって、そういう人を探し出しながら果たせなか ったようにも思いますが、10年程前から知られるようになった深澤さんの出現 によってやっとその待望論が払拭されたんではないかと思います。 以前『1990年代の日本のプロダクトデザインを当事者として語る事のできる人 はいないのではないか』とブログに書いた事が有りますが、2000年代になった 今深澤さんであれば、高い位置からも横の位置からもその有り様を語る事ができ る人だと思います。 とはいえ同業者(あまりいい表現
リクナビNEXTの「Tech総研」というところでおもしろい記事を発見。 「そんなの作れるか! ゴリ押しデザイナーに負けない技術」 すごいタイトルです。「撃退法」とまで書かれています。 http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000779 内容を読んで笑っちゃうのですが、笑い事じゃないですね。 わたしはどうなんだろうなあ。ゴリ押ししてるのかなあ。 出来たものを見ると、「デザイン家電」の中でも相当「無茶」なかっこうの ものもデザインしている人に映っている事は否定しません。 しかし「一見」とその内情はちょっと違うかもしれませんよ。 わたしは最初「無茶な絵」を描いたりします。こういうのがあるとかっこいい なあと無邪気なものです。その次になにをするかというと、自分が設計者にな ってそのものをどうやって作るか考え
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