11/7と8に立教大学で行われている公開シンポジウム「近代日本の偽史言説 その生成・機能・受容」の7日発表(第1部と第2部発表の1つ目)を聞いてきた。大変、面白い発表だった。 日本学研究所:公開シンポジウム「近代日本の偽史言説 その生成・機能・受容」11月7・8日 近代日本の偽史言説レジュメ(第1部) 近代日本の偽史言説レジュメ(第2部) 近代日本の偽史言説レジュメ(第3部) 最初に 立教大学池袋キャンパス、第5号館の1・2番教室が会場。事前申し込み不要、参加費無料&テーマがキャッチーなせいか大盛況で教室に入りきらないぐらい。100人越えだったのじゃなかろうか。10分ほど遅れて会場に入ったので最初の発表は聞き逃してしまった。 あと、歴史コミュニケーション研究会で出会った方々も何人かいらしたが、確信がもてなかったのでご挨拶できなかった。 普段は工学部&計算機科学系の発表しか聞かないので、プレ
毎日新聞は11月5日、「記憶遺産意見書:日本、『南京』否定派を引用」と題する記事で、政府がユネスコに提出した、中国による南京事件の記憶遺産登録に反対する意見書の内容について、疑義が挟まれていることを報じた。 記事によると、この意見書を作成したのは明星大学の高橋史朗教授。高橋教授はこの意見書で、南京事件の発生そのものを否定する論調で知られる亜細亜大の東中野修道教授の著作から一部を引用し、中国側が提出した写真に対し「関連性が疑われる」と反論を行なったという。さらに記事では外務省関係者による「高橋教授は保守派の中ではバランスの取れた研究者だ」というコメントが添えられ、あくまでもこの意見書を堅持しようとする政府サイドの姿勢が描かれている。 確かに、東中野(以下敬称略)の意見を「南京事件への反証」として採用することには、疑義が挟まれて当然だろう。なにしろ東中野は、南京事件から辛くも生き残った証言者の
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