この項目では、ヴァンケルエンジンについて説明しています。その他の設計については「ピストンレス・ロータリーエンジン」を、クランクシャフトの周りをシリンダーが回転する航空機レシプロエンジンの一種については「ロータリーエンジン (星型エンジン)」をご覧ください。 ロータリーエンジンのローター (マツダミュージアム、2005年2月撮影) マツダスピード製レース用3ローターエンジン ロータリーエンジン(英語: rotary engine)は、一般的なレシプロエンジンの様な往復動機構による容積変化ではなく、回転動機構による容積変化を利用して、熱エネルギーを回転動力に変換して出力する原動機である。 ドイツの技術者フェリクス・ヴァンケルの発明による、三角形の回転子(ローター)を用いるオットーサイクルエンジンが実用化されている。ヴァンケル型ロータリーエンジンとレシプロエンジンとでは構造は大きく異なるが、熱機