国立台湾科学技術大学の研究者が画期的なロボットを開発し、注目を集めている。このロボットは、楽譜と歌詞を読み歌うことができるのである。プロの音楽家が楽譜を記憶するよりも速い速度で記憶できるらしいが、正直、見た目が不気味である。 このロボットを開発しているのは、同大学のチー・ユーリン氏の研究チームだ。ロボットの目にはカメラが備えられており、これによって特殊な記法の楽譜とアルファベット表記の歌詞を読み、即興で歌うことができる。カメラでとらえた画像は独自のアルゴリズムでピッチ、リズム、歌詞を音声データに変換。内蔵されたシンセサイザーで歌声として演奏されるのである。 チー氏によれば、「このロボットは人間が楽譜を記憶するよりも、速く記憶することができる」と説明している。ちなみにプロの音楽家が楽譜を記憶するのに要する時間は約2~3分であるのに対して、このロボット40秒で処理を完了するそうだ。またアルファ