東日本大震災を受け、民主党は国会議員や秘書が着用するおそろいの防災服をあつらえることを決めた。右腕には「民主党」の文字と、赤い丸を2つ重ねた同党ロゴマークが入るデザイン。党総務委員会が議員に配布した「党防災服購入のご案内」によると、色は濃紺。サイズはSSから5Lまで8種類を用意し、金額は5千円程度。4月中旬に配布する予定だ。 防災服をめぐっては、閣僚が各省庁の防災服姿で国会答弁している姿についてすら、「現場に行くわけでもないのにわざとらしい」(若手)との声が出ている。遅まきながら形から入ろうとする民主党らしい取り組みに、党内からも「パフォーマンスをしている場合か」(中堅)と冷ややかな声が上がっている。 【関連記事】 幼い遺体「心の中で涙しながら」検視応援の警察官 地震で歩いて帰宅、疲れないための靴のはき方 会社壊滅、職探しの被災者続々…募る不安 足りない薬剤師 調剤など専門知識