1996年4月、シングル「約束はいらない」で16歳にしてデビューを果たした坂本真綾。声優として、アーティストとして着実にキャリアを積み重ねてきた彼女は、まもなくデビュー20年目の大きな節目を迎える。アニバーサリーイヤーを目前に控え完成した通算25枚目のシングル「幸せについて私が知っている5つの方法 / 色彩」には、さまざまな経験を重ねてきたからこその魅力と実力が光る3曲が収められている。インタビューではこの新作についての話題とともに、来る20周年への思いを聞いた。 取材・文 / 臼杵成晃 長い目で見ればきっと20年目も通過点 ──今年はすでにトリビュートアルバム「REQUEST」の発売と、さいたまスーパーアリーナでのライブ「FOLLOW ME」の開催が告知されていたり(参照:坂本真綾トリビュートアルバム発売&20周年ライブに菅野&バンアパ)、2016年のデビュー20周年に向けてのにぎやかな