映画化記念で2月末まであちこちで無料公開してたのでLINEマンガ、ebookjapan、kindleを巡って全9巻読破しました。 物語は主人公の「ちひろ」が弁当屋の面接を受けるところから始まる。ちひろは本名ではなく風俗嬢時代の源氏名であることをあけすけに話し、そのまま採用。美貌と気立ての良さでたちまち店の看板娘となり、商店街のおじさんたちはメロメロになる。ちひろはおじさんでもおばさんでも愛想よく接するが、深く立ち入ろうとする人間は拒絶する。第1話後半、ちひろは小学生にいじめられているホームレスの老人を連れ帰り、風呂できれいに洗って髪や髭を整え着替えさせる。ちひろは彼を「師匠」と呼び、「ごっこ遊び」を始める。陶芸の師匠と弟子、ダメ亭主と苦労する妻、漫画家と編集者。路上に帰っていく師匠を窓から眺めながら、ちひろは「深い!/深いわ~~~」と感動する。だが数日後、ちひろは路上で冷たくなっている師匠