いま、日本のビジネスホテルが好調です。近年急速に伸びた訪日観光客によるインバウンド需要の流入、定年退職した団塊世代の観光ニーズ拡大などの要因が背景にあるようですが、何社ものビジネスホテルがシェア争いを繰り広げる群雄割拠の様相を呈したビジホ業界の勢力図は、どのような歴史を辿り、今日にまで至ったのでしょうか。ビジネス分野のジャーナリストとして活躍中の長浜淳之介さんが、日本のビジネスホテル業界が活況を呈している理由を取材するとともに、新御三家とも言われる3ホテル急成長の裏で進む業界のシェア争いと全体の今後の展望などについて、詳細に分析・考察しています。 プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ) 兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆