【家を拾うまで帰れま10】も5日目にはいった。四国カルスト天狗高原から水質日本一の清流仁淀川を経由して高知市内にはいり、昨日は大阪在住の女性Yさんから「山の奥にある古民家で談話会をやる予定なので、もしよかったらさかつめさんも来てください」と連絡をいただき、嶺北地方に足を運んだ。待ち合わせ時刻におよそ90分遅れで到着したYさんはゴリゴリのロリータ衣装に身を包まれていて、私は「今日はやばくなるだろうな」と思った。 二時間遅れで談話会ははじまり、前半は意味のわからない表面的な世間話が繰り広げられた。私は「世間話に付き合わされるために呼ばれたのか」と露骨に不愉快になってしまい、また、Yさんが私に語りかける口調がタメ口であることにも軽い違和感を覚えていた。このままだとうんこみたいな時間が流れてしまうと思った私は、まず、Yさんに「なんでタメ口なのかわかりません」と告げた。告げた途端に、Yさんと場の空気