スポーツで大喜びしたり悔し涙を流したことがない。 ワールドカップを見ていて、そういうことを経験せずに大人になったのはまずいんじゃないか、そう思うようになった。 ゴールを決めたあとの動きはとても楽しそうだ。そりゃ嬉しいだろうな、と頭では理解できるが感情が再現できないのだ。経験ないから。 いまからサッカーを始めるのは大変そうなので、ゴールシーンだけ真似してみたい。(林 雄司)
「大物監督にインタビューすることになってさ、壇上に上がるときのズッコケる芸を教えてもらおうと思うんだけど…」デイリーポータルZWebマスター・林さんからそんな話を聞いた。 えー?やってくれるんですかねー、と笑っていたが、「ファンなんだったら来る?」へい、へい、「インタビュアーやんない?」ようがすようがす、と答えていたらいつの間にか大物監督にインタビューすることになってしまった。おおおお、しまったー。 …ズッコケる芸って、監督に話通ってんですか? 「宣伝の人によると、気が乗ればやってくれるかもしれない、って社長が言ってたって。」 通ってない!やばい、死ぬかもしれない。 (大北 栄人) 試写会に インタビューの前になにはともあれ映画だけは見ておこうと試写会に。このサイトは映画サイトじゃないし、私は映画ライターでもないので試写会に行くなんてのも4年ぶりだ。 『アウトレイジ』 映画『アウトレイジ』
F1のコースをママチャリで走る大会があるのだが出ないか、というお誘いを頂いた。F1のコースを走れるという時点でうれしいし、なにより普段ママチャリで駅まで通っている僕としては少々の自信もあったので「もちろん!」と二つ返事で参加させてもらった。 そうしたらそれはもう、すごいレースだったのでした。 (安藤昌教) ママチャリには自信あります ママチャリは通勤通学、その他ちょっと近所へ買い物へいく時なんかに非常に重宝する乗り物だ。僕も最寄りの駅までママチャリで通っている。 そんなママチャリでF1のコースを走れるレースがあるという。音速の乗り物が走る場所だ、それだけで興味あるのだが、加えて毎朝ママチャリに乗って、駅までの道のりを一分でも縮めることに命をかけている僕にとってこれは一つの舞台ではないかと思えた。 舞台は富士山の麓に位置するサーキット、富士スピードウェイ。F1日本グランプリが行われる公式コー
すぐに食べることができて安い、それが立ち食いそばだと思う。決して飛びぬけて美味しいわけではないけれど平均点の味がある。僕の中の「立ち食いそば」とはその程度の認識だった。 しかし、先日知り合ったフードカメラマンが「立ち食いそばをなめちゃいけない」と言った。べろべろに酔った深夜2時の新宿での発言だ。僕は「あ~そうなんですか」と話半分であいづちを打ったが、「え? そうなの」と不思議だった。 ということで、そのフードカメラマンに美味しい「立ち食いそば」に連れて行ってもらうことにした。 (地主 恵亮) 水道橋での待ち合わせ 11月の終わりの平日に水道橋でそのフードカメラマンの待ち合わせをした。水道橋は変わった雰囲気だ。近くに地方競馬の場外馬券場があるので、平日の昼間でもワンカップを持ったおじさんとネクタイを締めたサラリーマンが行きかっている。
去る11月中旬、東京は新宿のとなり町、初台に衝撃が走った。 人気の弁当店「キッチンクラナハ」が閉店するというのだ。 小さな商店街にあって、お昼時には長い行列の末に連日売り切れが続くという、人気絶頂での突然の閉店。 閉店の理由、開店のきっかけ、そして今後はーー。 いろいろ訊いてみたかったので、思いきってインタビューを申し込んでみた。 (萩原 雅紀) 誰も知らないと思うけど 4年ほど前、僕の職場がある初台の一角に、軽自動車を改造した移動販売のお弁当屋さんが突然現れた。 メニューはごはんの上に具が載る「丼もの」が日替わりで毎日一品のみ。これに温かいスープがついて500円。ごはん大盛り無料。 このスタイルに、近くで働く人々が飛びついた。 周辺にはコンビニ、ホカ弁、ファーストフードなどの大手チェーン店も立ち並ぶが、ここ1、2年は毎日のように長蛇の列ができ、早い日はお昼の12時過ぎに売り切れ。短期間で
もう2ヶ月前の話だが、仕事で沖縄各地をまわった。三泊四日で本島、宮古島、多良間島、また宮古島、最後に石垣島と移動したのだ。 仕事自体は各地30分くらいで終わってしまうものだったので、正直に言って沖縄観光のついでに仕事という感じだった。 今回は、そんな沖縄紀行の中で最も印象に残ってる多良間島での半日をレポートしたいと思います。淡々と読んでください。 (text by 松本 圭司) ■多良間島とは? 多良間島は沖縄県、宮古島と石垣島の中間にある一周23km程度の小さな島だ。人口は1370人(2005年国勢調査)。行くには宮古島から出ているフェリーに乗るか、39人乗りのプロペラ機に乗るかしかない。片道20分の空旅だ。 [参考]多良間島地図 便数が少ないので朝多良間島に飛んだら、帰りの便は夕方にならないと飛ばない。 7月某日の朝、僕は仕事先を目指して那覇空港を飛び立ち宮古空港で乗り継ぎ、昼前に多良
野球中継やサッカー中継を見るのが苦手だ。 めちゃめちゃキライというわけではない。たとえば同居人がいたとして、その人がナイターが大好きだったら、相手が喜んでるところが見たいので、ナイターをつけるだろう。 でもコドモの時は辛かった。家族中がマラソン中継に熱狂してる時は、ブーたれていた。退屈でしょうがなかった。 「人が走ってる画面だけじゃーん! 変化ないじゃーん! どこが面白いんだよ、お笑いスタ誕とか見ようよ!」とか思っていた。 そんな「動く画面」のなかで、唯一好きだったのは「ツール・ド・フランス」だ。 私が見たときは、車かバイクにカメラが付けてあって、選手を追っていた。 つまり、選手の目線が見れた。 地面スレスレに流れて行く景色はきれいで、いつまでもいつまでも、見ていたいような気持ちになった。 で、「あれ? 何かに似てるなあ」と思った。 「あ、運転席の景色だ」 (野球もサッカーも、選手の視点に
会社勤めをしたことのある人ならば、誰でも一度は「議事録」をしたためたことがあるだろう。会議の内容を簡潔に分かりやすくまとめ、出席者およびそのほか関係者に配布することで情報共有をするために作成されるものだ。 たいてい若手にまかされることの多いこの議事録。これがどういうものか知らない人がいたとしたら、あなたは幸せな人です。 「いつもお世話になっております」「前向きに検討したい」「訴状を見ていないのでコメントできない」など組織の中で定式化された言い回しの例に漏れず、議事録にもまた独特のフォーマットがある。 ぼくは議事録作成が苦手なのだが、この「いかにも議事録風な文章構成」には常々ぐっとくるものを感じていた。仕事と関係なかったらけっこう楽しめるんじゃないだろうか。 人と人の会話があるところに、議事録の成立する余地あり。会議は会議室だけで起こるわけではない。ほんとか。 今回は街へ出て人の会話を聞き、
「……あんたキモい!!」 ときどき、そう言われる。 好きなバンドの資料を収集して、スクラップしたやつとか、データのリストを作ったやつとか、そういうの見せると「げえ」とか言われる。 自分は当たり前のようにやっていることだったので、「なんでキモがられるのかなあ」とちょっと悩んでいたのだが、最近やっと自覚してきた。 わたし、体質が「調べ屋さん」なんだ。 あなたのまわりにもいませんか、何かにやたら詳しい人。何かを調べるためならば、まったく労力を惜しまない人。 調べて調べて、まとめてまとめて……。ああいう作業は、やっているうちに気持ち悪くなるか、気持ち良くなるかのどちらか。あれは、一種のトランス状態なんだと思います。 ここでは仮に「調べものハイ」と名付けてみましょう。 今回はその「調べものハイ」の世界に、あなたをいざないます。 さあ、狂乱の渦へ。 (text by 大塚 幸代) なにはなくとも国会図
先日、福岡で大きな地震があった。(被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。) 幸い、長崎(市内)は大して揺れなかったのだが、もし長崎に大地震が来たら大変な事態になるんではないかと思う。 というのも、長崎の住宅事情はかなり特殊だからだ。 (T・斎藤) 家が建てられる場所を求めて 長崎はまわりを海と山に囲まれており、平地部分がものすごく少ない。よって、人々は家を建てられる場所を求めて、他県では考えにくい場所にまで触手を伸ばすこととなった。 例えば、川の上である。 ↓
納豆、どれぐらいかき混ぜますか? 私はほとんど練らずにサラサラで食べる方が好きなのだが、祖母など習慣的に毎回200回と決めて混ぜている。聞くとところによると一般的にも年輩の方ほどよく混ぜる傾向があるそうだ。どうやら科学的にはよく混ぜた方が美味しいことが分かっているらしい。 よく混ぜるってどの程度混ぜるといいんだろう。せっかくだし、やるならトコトンやってみよう。そんなわけで、1万回混ぜました。手加減ナシです。 納豆のネクストステージを見てきました。海の幸の味がしました。 (text by 古賀 及子) 魯山人納豆というやつがあるだろう 納豆をよく混ぜる文化としては、芸術家であり食通アイコンでもある、北大路魯山人の納豆作法「魯山人納豆」がやはり有名だ。 深い器で納豆を400回以上混ぜるというやり方。1万回チャレンジの前に、まずは、ネットで検索したこの魯山人納豆の作り方をまねて、本当によく混ぜた
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