■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ ネットブック市場で、いきなり3位以内を狙うNECの戦略 国内PCメーカーによるネットブックの動向が注目されるなか、NEC初のネットブック「LaVie Light」が、11月6日の発売を控え、いよいよ最終準備段階に入ってきた。「十分な手応えを感じている。ほぼ予想通りの引き合い」と、NECパーソナルプロダクツPC事業本部商品企画本部 渡邉敏博本部長は、発表から約2週間の反応について語る。果たして、NECはどこまで本気でネットブック市場に挑むのか。渡邉本部長に、NECのネットブック戦略を聞いた。 -- 製品発表から約2週間を経過し、市場の反応はどうですか。 渡邉氏 十分な手応えを感じています。外資系PCメーカーだけでなく、国内PCメーカーからも、ネットブックを投入してほしいという声が多かったこと、そして、国内PCメーカーならではの全国規模でのサポートが
ASUSTeKでのインタビューにおいて、日本市場および日本モデルの質問については、同社日本地域Eee PC担当アカウントマネージャーのLinda Hsieh氏から書面にて回答を頂いたので、それを紹介する。 ●日本でもLinuxや英語キーボードを検討 Q 近い将来、小型化や軽量化の得意な日本メーカーがネットブックに参入しますが、これは脅威と感じていますか。 Hsieh氏 初代Eee PCを出して以来ずっと、我々はこの新しい市場に競合他社が参入してくることを歓迎しています。同時に、我々は、この業界の先駆者として、これまでの実績に得意気になることなく、ユーザーのためにより心に触れるような新製品を作り続けていきたいと考えています。 Q 日本でEee PC 901-Xはベストセラーになっていますが、Cドライブが4GBとしかないということが弱点だとよく指摘されています。 Hsieh氏 我々もユーザーか
ASUSTeKが初代Eee PCを発表してから1年以上経つこともあり、そのラインナップは液晶サイズだけでも7型、8.9型、10型の3ラインナップがある(10型は日本未発表)。「Eee」ブランドはすでに1つの独立したブランドとなっており、直近では「Eee Box」というネットトップ製品も発表された。 この連載では、各社の特定のモデルについて話を聞いてきたが、今回はEee PC全体の生い立ち、目的、そして今後の展開などについて紹介する。インタビューには同社ジェネラルマネージャを務めるS.Y. Shian氏が応じてくれた。 ●最初Eee PCの話をAMDに持ちかけたASUSTeK Q まず、どのようにEee PCの開発が始まったのか教えてください。 Shian氏 2007年初め頃、OLPC(One Laptop per Child)といったローコストPCを作ろうという運動が始まり、我々もEee
現在、急速な勢いでネットブックの市場が立ち上がりつつある。ネットブックの立役者は言うまでもなく「Eee PC」シリーズを発売したASUSTeKであるが、この夏までに他の主立った台湾ノートPCメーカーからも製品が日本市場に投入された。直近では米Dellの製品も発売されたほか、Lenovoも海外では製品発表を行ない、日本のメーカーも水面下では準備を進めつつあるという。 現時点で発売済みあるいは仕様が公開されている製品は、一部を除きほとんどがAtomプロセッサを採用。また、MicrosoftやIntelが規定するネットブックの仕様に従うため、製品の大まかな仕様や価格帯は似てきてしまう。こういった点から、ネットブックを買いたいが、どれにしようか迷ってしまうというユーザーも少なくないだろう。 今回、台湾のネットブックメーカー各社の開発者にインタビューする機会を得た。各社製品のコンセプトや、差別化のポ
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