馬淵澄夫・国土交通相は21日、就任に際し同省で信濃毎日新聞などのインタビューに応じ、リニア中央新幹線計画で焦点となっているルート問題について、「新線が持つ特徴的機能は何かと考えてルート選定をするべきだ」と述べた。 「特徴的機能」の具体的な説明はしなかった。ただ、事業主体を目指すJR東海は超高速性などをリニアの特性として挙げ、南アルプスを貫くほぼ直線のCルートを求めているだけに、馬淵氏の発言はJR側の主張に沿ったと受け取られる可能性もある。 ルートを含む整備計画は、同省の交通政策審議会鉄道部会で検討しており、来春にも答申する予定。JR東海がCルートを主張しているのに対し、県内の諏訪や上伊那地区などでは両地区も通るBルートを求める声が根強い。馬淵氏はインタビューで「いろんな声があるのはよく承知している。私がどうだと特定すべきでない」とも述べた。 また、同審議会が沿線都府県や有識者から行っ
「やる気が萎えた」全国のヘルパーが激怒、訪問介護の基本報酬がまさかの引き下げ 国の方針のウラに隠れた「ある変化」とは
17日夕方、菅改造内閣が発足した。 菅首相は、今回の人事で「脱小沢路線」をさらに強化した。約120人の小沢グループからは入閣はなし。また、17人の閣僚の中で民主党代表選挙で小沢元代表に投票したとみられる議員は海江田経財相ら3人だけとなっている。 党役員人事とあわせて、菅首相はねじれ国会に向けて自分が信頼できる実務者を要所要所に配置した形だが、菅首相の側近議員からでさえ「やりすぎだ」との声が上がっている。小沢氏も代表代行就任を拒否し、党内に分裂の火種を残した。 また、人事については、岡田幹事長や前原外相が閣僚交代に難色を示すなど、調整には手間取った。これは、若手議員が多い民主党では、重要ポストにはまる人材が少ないという背景もある。しかし、その結果、今回留任した閣僚は5人、民主党政権発足時から続けているのは北沢防衛相のみで、政治主導を確立するために一人の閣僚が長い期間務めるという理想は崩れたと
民主党代表選挙をめぐり、これまで出馬を検討してきた小沢前幹事長が26日朝、立候補する考えを表明した。代表選は、現職の菅首相と小沢氏が全面対決する構図となり、激しい戦いが予想される。 26日朝、小沢氏は鳩山氏と会談し、出馬の考えを伝えたのに対し、鳩山氏は「全面的に支援し、協力していきたい」と応えた。 小沢氏「鳩山前首相からは、代表選出馬の決断をするならば、全面的に協力し、支援していきたいというお話をいただきましたので、鳩山氏の前で不肖の身でありますけれども、代表選に出馬する決意をいたしました」 鳩山氏「私の一存で小沢氏には民主党に入っていただいた経緯からして、私としては応援をする。それが大義だ」 鳩山氏は菅氏に対して小沢氏を含む小沢グループを要職につける協力態勢を求めてきたが、25日の直接会談で菅首相が「小沢氏にどう協力を求めるのか難しい話だ」と述べるにとどまったため、小沢氏は出馬に踏み切っ
任期満了に伴う県知事選は8日投開票し、無所属新人で元副知事の阿部守一氏(49)=民主、社民、国民新推薦=が36万2千票余を獲得し、ともに無所属新人で前副知事の腰原愛正氏(63)、前安曇野ちひろ美術館長の松本猛氏(59)を破り、初当選した。阿部氏と腰原氏の差は5021票(0・55ポイント)で、戦後の県知事選では最も小差となる大接戦だった。投票率は52・70%で、前回選(65・98%)を13・28ポイント下回り、過去最低となった。 1期目の村井仁知事(73)が引退を表明し、県政の新たな針路が問われた選挙で、県民は行政改革の徹底などを掲げた阿部氏を選んだ。 7月の参院選後、初の大型地方選となり、民主党が阿部氏、自民党が腰原氏を全面支援。幹部や閣僚を応援に投入した民主は、参院選大敗からの態勢立て直しに一定の手応えを得た。自民は来春の統一地方選もにらみ、戦略の再構築を迫られそうだ。 有効投票数
原爆投下の時刻に合わせ黙とうする各国の大使ら=広島市中区の平和記念公園で2010年8月6日午前8時15分、西村剛撮影 広島市で6日行われた平和記念式典には、17カ国が初めて参加するなど過去最多だった昨年(59カ国)を上回る74カ国の代表が参列した。背景には、昨年4月にオバマ米大統領がプラハで訴えた「核兵器なき世界」演説以降、核拡散防止条約(NPT)再検討会議(今年5月)での最終文書合意など核廃絶への取り組みが国際社会に浸透してきた現実がある。米英仏の初参加が特に注目されたが、他の初参加国にもそれぞれの思惑があったようだ。 初参加したウクライナのルトビノフ臨時代理大使は「あくまでわが国の姿勢を示したかった」と説明する。同国は4月にワシントンで開かれた核安保サミットで、保有する高濃縮ウラン放棄を約束したばかり。旧ソ連時代のチェルノブイリ原発事故(86年)で被害を受けた事情もあり、「被ばく国とい
林芳正官房長官は28日未明、北朝鮮による飛翔体発射を受けて会見し、弾道ミサイル技術を使って衛星を打ち上げようとしたものの、黄海上空で消失したと推定しているとの分析を明らかにした。宇宙空間に物体は投入されていないとみらえるとした。 ワールドcategory北朝鮮のミサイル、発射失敗か 日本政府は避難の呼び掛け解除日本政府は27日、北朝鮮から発射されたとみられるミサイルは日本に飛来しないもようとし、沖縄県を対象とした避難の呼び掛けを解除した。NHKは政府関係者の話として、失敗したものとみられると伝えた。 前 マーケットcategoryアングル:南ア総選挙、与党過半割れで「ラマポーザ降ろし」も南アフリカは今年、反アパルトヘイト(人種隔離政策)闘争を率いた故ネルソン・マンデラ氏のアフリカ民族会議(ANC)が政権を握ってから30年の節目に当たる。足元では相次ぐ停電や深刻な失業、汚職のまん延に怒りの声
リニア中央新幹線計画をめぐり、諏訪・伊那谷を通るBルートの建設促進を目指す諏訪と上伊那の両地区期成同盟会が28日、諏訪市内で初の合同大会を開き、Bルート促進を一致して決議した。「ルート選定はこれからが正念場」との認識に基づき、改めてBルートの必要性をアピールしたもので、中信地区同盟会の代表もオブザーバーで加わった。 約200人が出席し、両同盟会会長の山田勝文・諏訪市長、白鳥孝・伊那市長が「国土の均衡ある発展や大都市圏と地方の格差解消のためにはBルートが必要」「沿線利用者も加わった多面的な議論が欠けている」などとあいさつ。南アルプスを貫くCルート選定を前提とするJR東海の姿勢をけん制した。 また出席者から、B、C各ルートの県内の沿線人口や製造品出荷額、観光地消費額の比較グラフを示し、「Bルートの方が3~5倍も大きい」(向山公人・伊那商工会議所会頭)などと優位性を訴える意見発表もあった。 リニ
社民党・辻元清美前国交副大臣が27日午後に離党を表明し、離党の理由などを記者会見で語った。 辻元氏「私は社会民主党に離党届を提出しました。かつて野党として、批判や反対の急先ぽうに立ってきましたが、それだけでは日本を変えることができない。色々なことを具体的に解決していく方向の政治を進めていきたい。小さな政党にとって、政権の外に出たらあらゆる政策の実現が遠のいていくことも心配でした。自分なりに社民党の枠を超えて出発したい。それは、大海原に丸太で乗り出すことかもしれません」 福島瑞穂党首は「今まで(沖縄のアメリカ軍)普天間基地、平和や様々なテーマでずっと仲間として一緒にやってきたので、離党表明は本当に残念です」と述べた。 看板議員の離党は、社民党には大きな打撃となる。辻元氏は今後、無所属議員として活動する考えで、民主党に協力的な立場を取るものとみられる。
◇「これからの活動重要」 上伊那地方の8市町村と関係団体でつくるリニア中央新幹線の上伊那地区期成同盟会は伊那市内で開いた総会で、諏訪・伊那谷を通るBルートの実現を改めて決議した。 決議では、村井仁知事が6月、国の交通政策審議会鉄道部会小委員会のヒアリングでBルートを強く要望しなかったことに対して、「関係者の多くが失望した」と強調。ルートの選定は、沿線地域や利用者の立場に立った多面的な視点で公平な審議を行うよう求めている。 会長の白鳥孝・伊那市長は、年内とみられる小委員会の中間とりまとめに向けて「これからの活動が重要。総意を結集し、当初の目的が達せられるよう県に改めて要望する」とあいさつした。Bルート実現を目指し、28日に諏訪地区同盟会と合同で開く大会には、中信地区同盟会も加わると明らかにした。 3地区の合同大会について、白鳥市長は報道陣に「県民の総意としてBルートを改めて確認し、早期実現を
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